大変ありがたいお話ですが、最近弊社に対する新規お問い合わせが増加傾向にあります。
本当にありがとうございます。
お問い合わせいただいたほとんどのお客様は、傘のOEM経験がない方ばかりです。
そこで商談開始にあたり、よく出る質問やその要点を「傘のOEMで大切な4つのこと」としてまとめました。
弊社にお問い合わせ前に参考にして頂ければと思います。
①納期
傘は非常に納期のかかる商品と思って下さい。
ご注文頂いてからお渡しするまで、閑散期で三ヶ月・繁忙期で四ヶ月〜六ヶ月はかかります。
また正式なご注文前にデザインやカラーなどの仕様決定をするお打ち合わせの時間も必要となります。
納期には余裕を持ってスケジュールを検討して下さい。
②コスト
どれくらいのコストで計画を想定されているか?これは非常に大事な部分です。
もちろんビジネスですからコストが安い方がいいに決まっています。しかしながらコストと品質は表裏一体で、安すぎるコスト要求では不良率がアップしてしまいます。
お問合わせの際は「上代がどれくらいを想定していて、その何掛け位で仕入れしたい」というような大体のコストイメージをお知らせ下さい。
③品質
本来品質に優劣があってはならず、どの商品もよい品質でお届けするべきです。
ただ実際にはディスカウントストアで販売する商品とデパートで販売する商品とでは、素材や縫製工場選定から異なります。
お問合わせの際にはどのようなチャネルで販売されるのかをお知らせ下さい。そのチャネルにマッチした品質での商品提案を致します。
④ロット
傘の場合、「ロット」で引っかかる場合が多いです。ロットが大きいと言われてしまうことがほとんどです。
傘を組み立て・縫製することにロットの制限はありませんが、傘生地や傘骨にはどうしてもミニマムロットが存在します。
弊社の場合、基本1SKU600本から受注させていただいておりますが、傘生地や傘骨の種類・素材によって1SKU1,200本〜2,400本のミニマムロットが必要になる場合があります。
お問い合わせ前には、どれくらいの量がこなせるのかを検討してみて下さい。
まとめ
業界には業界の暗黙のルールや商習慣があります。
傘のOEMを企画されている場合は、業界の事を熟知している弊社までご遠慮無くお問い合わせして下さい。
ただお問い合わせ前に、上記の①納期 ②コスト ③品質 ④ロット についてどのようなお考えをお持ちか事前にまとめておいていただけると商談がスムーズに進むと思います。
特に最近は工場(製造地は中国)の環境問題が問われており、昨年とは状況が大きく変化しています。環境問題に対応出来ないサプライヤーの廃業や閉鎖が進んでおります。サプライヤーの減少により納期やコスト・ロットを詰めることがとても難しくなっております。