完全遮光日傘 HeatBlockのプライス設定

「安い!」と言われてしまうことが多い

アンベル株式会社の超軽量ヒートブロックは希望小売価格¥6,000と設定していますが、「安い!」と言われてしまうことが多いです。

【参考:https://ritsuyo.com/heat_block/

 

完全遮光を謳っている、他社の製品群と比較すると確かに安いのかもしれません。

他社の完全遮光日傘は大体¥12,000〜¥15,000位するのが相場です。

生産国の違いが大きいと思われます

アンベル株式会社のヒートブロック、生地は台湾で生産、縫製・組立は中国で行っています。

生地は長年のお取引をしている台湾のメーカーさんにお願いしています。長繊維の撥水系生地では世界シェアナンバー1(と私は思っていますが)の会社です。

縫製も長年のお取引をしている台湾系メーカーさんの中国工場にお願いしています。有名ブランドやデパート向けの商品も作っている工場なので、品質レベルは最高なものと自負しております。一般的には「海外製=品質が悪い」と思われるかもしれませんが、品質よく製造しているつもりです。

 

一方他社さんの完全遮光日傘はおそらく、生地も縫製も日本製で、どうしても原価が高くなってしまうのだと思います。

弊社も将来的に国産品に着手し、完全遮光日傘を作りたいと考えていますが、国産での材料手配だとおそらく他社さんに近い価格帯になってしまうと思います。

今後はもう少しバリエーションを増やす予定

近年の猛暑・酷暑に伴って、完全遮光日傘は注目をあびると思われます。弊社のヒートブロックも年々出荷数が増えている状況です。

そのような状況から、今後は完全遮光日傘のバリエーションを増やす予定で、無地だけ、超軽量タイプだけではなく、使用用途に応じて使い分け出来るような展開、プライスラインを考えています。

 

商品購入前に・・・

1点注意をして頂きたいのが、「完全遮光日傘」と謳っている商品には大きく2タイプあります。

ひとつは弊社のように「遮光フィルム」と生地を貼り合わせたタイプ。遮光性能が劣化しないのは、この遮光フィルムタイプです。

 

もう1つは「ポリウレタン」を生地にコーティングしたタイプ。ポリウレタンは使用とともに、コーティングの剥離が発生しますので、新品の状態は確かに完全遮光かもしれませんが、経年劣化により遮光機能が下がってしまいますので注意をしてください。

 

なかなか一般の方にはパッと見て判断出来ませんが、遮光面を触っていただくと、ツルツルしているのが遮光フィルムタイプ、ヌメッとした感触があるのがポリウレタンタイプです。大手ECサイトでは、そういった説明のない商品が氾濫している状況ですし、エビデンスを提示していない商品も多く存在するように見受けられます。

【2020年11月26日追記】

2020年11月より第三者検査機関の品質検査ルールが変更となり、従来「遮光率100%」とエビデンスが出ていたものが、同じ品質であっても「遮光率99.99%以上」という表記に変更となりました。したがって、「完全遮光」や「遮光率100%」といった表示ができなくなりました。

参考:ブログ「完全遮光」や「遮光100%」といった表示をやめます