傘のOEM、ミニマムロットが大きくなっています

 

昨年も同じことを書いていると思いますが、小ロットでの製造が本当に厳しくなっています。

当ホームページでも「傘のミニマムロットは600本」と表示していますが、すでに傘骨ロットは最低でも1200本発注しないと材料メーカーさんは受注してくれない状況です。

 

今のところ、傘骨パーツは在庫としてキープしていますので600本から受注可能ですが、ハンドルなど配色にする場合、600本では受注出来ない場合もありますので、ご注意下さい。

その際、ロットが大きくならないようなデザインの調整やスペック変更・素材変更のアドバイスはさせていただきますので、ご安心下さい。

なぜロットが多くなっているのか?

これも過去記事で書いていますが、中国政府が行なっている「環境監査」が厳しさを増しているからです。

もちろん現地の法律に従って操業し、違法状態は是正しなければなりませんが・・・

 

監査で不合格になった工場は操業停止という厳しい処分となり、一方で合格している工場には一極集中的にオーダーが入りますので、常時キャパオーバーとなっています。

キャパオーバーになるほど注文が入ると、当然ながら工場は効率化や支払条件のよい得意先を選別しますので、ロットが大きくなってくるという状況になっているのが現状です。

 

また中国国内の販売も好調で、日本の傘メーカーの商品を作るよりも、中国国内向けの商品を作った方がオーダー数も多いし、品質も日本人が求める内容よりも厳しくないので、製造しやすいというのが現状だと思います。

今後、どうしていくべきか?

基本的にはミニマム600本オーダーを維持していただきたいです。

ただ傘骨パーツは1200本で手配となりますので、翌シーズンもしくは半年先のリピートでの消化をお約束していただけると大変心強いです。

 

また材料ミニマムロットが大きくなったことをポジティブに捉えると、縫製納期自体もかなり長くなっております。これもほぼ傘骨の納期が長いことが原因となっていまして、繁忙期ですと納期が半年先という工場もあります。

ですから、パーツ・材料を持っているというのはある意味 短納期で対応可能な財産となるのではないかと考えます。