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アンベル株式会社の公式ブログ。気がついたこと、お知らせしたいことを随時書いていきます。

傘で使われている二重リングについて

こんにちは、傘のOEMメーカー アンベル株式会社の辻野です。

 

西松屋さんで傘のリコールが出たようです。

ハザードラボ:西松屋 子供用傘の持ち手でケガのおそれ 約25万本をリコール

https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/7/27286.html


私も2年程前からこの危険性について注意するよう工場に伝えておりました。

まず冷静になって頂きたいのは、傘に使われている全てリングが危険という訳ではありません。

 

今回のリコール原因は・・・

 

  • リングに使われているステンレス線が細い
  • 二重になっていなければならない距離が短い
  • リング直径が広い

といった要素が重なった結果だと考えられます。

 

このようなリングは子供用傘でも使われていますが、折りたたみ傘にもかなり使われており、過去にこのようなリコールは出ておりません。

しかし各メーカーがどのようなリングを使っているか、これをきっかけに調べたほうがいいと思いこのブログを書きました。

 

対策として、上記で書いた3つの原因を1つずつ潰していけば問題ないと思います。

リングに使われているステンレス線が細い

→太くすれば解決します。弊社製品の平均では0.9mm位のものが多かったです。弊社が購入した他社品サンプルの中で最も細かったのが0.7mm。

今回リコールのあった製品の現物を見たことがないので、どれくらいの太さだったかは不明ですが、写真を見る限り0.7mmもしくは0.6mm位の太さだったのではと推測しています。

傘のステンレスリング
左が0.7mm、右が0.9mm。たった0.2mm差でもやはり太さの感じが見た目から違います。

二重になっていなければならない距離が短い

→逆に言うと1本の線で支えている距離が長いと思います。材料をケチらずにしっかり二重リングになっていることが重要です。

傘のステンレスリング
二重リングでも、矢印のように一本になっている部分が広いと伸びやすい

リング直径が広い

→やはりリングの直径が大きいとそれだけ広がりやすいと思います。弊社製品の平均では10mm。弊社が購入した他社品サンプルの中で最も広かったのが12mmでした。

傘のステンレスリング
左が直径12mm、右が直径10mm。やはり直径が小さい方が見た目がしっかりとしている。

いずれにしても明確な品質基準はないので、検査機関と相談してリングにどれくらいの強度が必要なのか決めていく予定です。決まり次第ブログでお知らせしていきます。

なぜメーカーは細いリングを使うのか?

大きな理由としては①コストダウン②加工のしやすさだと考えられます。

中国での鋼材価格は年々上昇しておりますが、輸入業者はなかなかコストアップを受け入れてくれないので、目立たない部分で品質を落としたというのが流れだと思います。

またリングは直径が小さく線が太いと取り付け加工がしにくいので、加工がしやすいタイプを採用したのだと考えられます。

まとめ

 

 リングについて普段はあまり太さ・直径など気にしないとは思いますが、傘の輸入・販売・企画・製造に携わっている方は、今一度チェックされるとよいと思います。


傘の使い捨て文化、そろそろ見直そう

こんにちは、傘のOEMメーカー アンベル株式会社の辻野です。

 

先日こんな記事を見ました。

http://news.searchina.net/id/1670882

 

 

本当にご指摘通りの記事だと思います。

私も仕事上、中国(主に福建省・広東省)へよく行きますが、本当に折りたたみ傘の比率が高いです。

また中国に限らず欧米向けも折りたたみ傘の比率が高い気がします。

 

中国人の傘の使い方は非常に合理的で、「遮光機能・UVカット機能を備えた折りたたみ晴雨兼用傘」が主流になっていて、それ1本の傘があれば年間通して使えるという感覚。そして常時バッグに入っていて、普段から持ち歩いているのだと思います。

 

そもそも中国や欧米では、「使い捨てを前提とした傘」という発想はなく、壊れても修理して大切に使うものと捉えているのではないでしょうか?

 

ただ現実的に日本では、

  • 常時バッグに傘を入れておくと重い
  • 修理できるところがない
  • 強い雨の日には長傘の方が便利
  • 紛失・盗まれるなどのリスクを考えると使い捨てでよい

等々の事情があるのだと思います。

 

弊社の開発した Pentagon72 は、ネーミングの通り72グラムという驚異的な軽さで、常時バッグに入れておいても重さを感じにくい商品です。サイズは小さめですので、大雨の日には使いにくいと思いますが、通常の雨であればこれでしのげます。

 

海外から見れば「傘の使い捨て文化」は不思議な光景であることを再考してみませんか?


傘生地裁断に見る、人手不足問題


こんにちは、傘のOEMメーカー アンベル株式会社の辻野です。

 

傘生地は生地幅が大きいのと、裁断は手作業でカットしていくので、体が大きく力が強い男性が作業するのが相場です。

しかし最近は中国も人手不足が深刻で従来男性が行っている工程であっても、女性が担当するようになりつつあります。

作業台は女性でも作業がしやすいよう低めに修繕しています。

 

 

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特殊なハンドル


こんにちは、傘のOEMメーカー アンベル株式会社の辻野です。

 

最近、写真のようなハンドルを中国の製造工場で時々見かけるようになりました。主にイタリアやスペインに輸出用が多いようです。なんだかすごく凝っていて、ゴージャスですよね。

このハンドルは新しい型を作ると型代が¥150,000位、ミニマムロットは200個です。既存の型であれば、型代は不要で同じく200個から注文可能できます。

*2018年10月時点の為替レート、原材料相場を元に記載しております。

素材は亜鉛合金や銅などが使われています。

デメリットもあり、このハンドルをつけると製品全体重量がかなり重くなります。

日本向けの傘は重いとあまり売れないので、このデメリットを乗り越えても欲しいと思えるデザインにしないと厳しいかもしれません。

あと既存型のハンドルの形状はI字型が多くJ字型が少ないです。日本での販売は丸バーや角バーに掛けて販売する場合が多いので、I字型のハンドルはどのようにディスプレイするのかも事前に検討しておく必要があります。


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台風シーズンの傘の取扱について

2018年9月までで、既に25個の台風が発生しています。

たくさん台風が来ているような気がしますが、台風発生→日本上陸の確率が高い7月〜9月に絞って調べてみました。過去10年間の平均で14.3件。直近3年だと平均17.6件。2018年は18件なので、ほぼ平年並みという状況です。

参考サイト:気象庁ホームページ https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/generation/generation.html

台風時の傘差しはそもそも危険

台風のニュースで傘が壊れるシーンが映し出されることが多いですが、暴風雨の時に傘は役に立ちませんから、使用は控えるようにしてください。

傘の骨が折れますと、金属部分の切れ目がむき出しになり、顔や腕に刺さる場合があります。また傘自体が風に煽られどこかへ飛んでいってしまう可能性もあり、他人に当たってしまう場合もあります。台風の時はレインコートが一番安全だと思います。

最近は傘ゴミが増えたよね

また台風一過になると現れる壊れた傘のゴミ、何とかなりませんか?いわゆる使い捨てビニール傘のゴミが近年は多すぎると思います。特にコンビニさんは相当数ビニール傘を販売していますから、業界として売りっぱなしではなく、何がしかの回収システムであったり、台風時はビニール傘を使わない呼びかけをしたり、強風でも壊れにくい傘、もしくは壊れたとしても人に危害を加えない傘の開発をしていただきたいと思います。

昔は売れれば何でもよかったのかも知れませんが、今はそんな時代ではないと思います。

傘の先端(露先)が外れると、傘骨がむき出しになりとても危険
傘の先端(露先)が外れると、傘骨がむき出しになりとても危険

傘から雨漏り

台風時は当然ながら雨の勢いが強いです。平成30年台風第21号において三重県四日市市では1時間58.5mmの雨が降りました。

日本の良心的な傘メーカーでは1時間20mmの雨に耐えられるよう作られていますが、針と糸で縫ったものですから、勢いが強い雨ではどうしても縫い目から雨が漏るのです。

これがクレームになったりするのですが、いわゆる豪雨の時の雨漏りは仕方がないものだと解釈していただけると助かります。

最後にもう一度・・・

暴風時に傘は役に立ちません。暴風時に傘を使用すると、傘が壊れて金属部分がむき出しになります。それが風に飛ばされ誰かに当たったらどうなるかを想像して行動をお願いします。また人としてモラルとして、壊れた傘のポイ捨てはやめましょう。


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完全遮光傘のOEMが増えそうな気配

2018年夏は今までにないほどの猛暑・酷暑でした。

来年も同じ傾向が続くであろうというのが業界の予測・方向性になっていて、いわゆる日傘が市場には増えそうです。

日傘といってもジャンルが色々あるのですが、以前はUVカット機能を中心とした「日焼けしたくない」という女性向けのものがほとんどでした。

しかし前述した通り、猛暑・酷暑きっかけによる、「男女問わず避暑用途での日傘」が増えそうな気配です。

日傘のジャンルは?

先程日傘には色々ジャンルがあると書きましたが、改めてまとめてみたいと思います。

 

UVカット傘

UVカットを謳ったもの。基本的には紫外線カットを目的にしたもので、日焼け防止用の日傘です。おすすめは紫外線カット99%のものがよいと思います。性能的には紫外線カット90%以上でも効果があると言われています。購入時には紫外線カット率に注目してみて下さい。

遮光傘

太陽光を遮る性能を持つ日傘です。エビデンスとしては遮光率99.99%以上を証明出来るもの。そして遮光傘の生地は2つの作り方があり、ひとつはポリウレタンコーティングのもの、もう1つは遮光フィルムがボンディングされたものの2種類があります。

ポリウレタンコーティングのものはフィルムタイプと比べ安価に製造が可能ですが、製造過程においてムラが生じるもの、劣化するものなので、「完全遮光」というような訴求は難しいかと・・・。一方遮光フィルムタイプは高価ではありますが、フィルムそのものが遮光しますので、生地が破れたりしない限りその効果は永続的です。

遮熱傘

遮光傘は太陽光を遮るので、同時に熱も遮る効果がありますが、遮熱傘はマイナス3度とかマイナス7度とか、何度涼しくなると遮熱効果を謳ったものです。しかしこの訴求方法について私は懐疑的に見ています。

日傘をすればそもそも涼しくはなりますが、マイナス何度と言い切ってしまっていいのか疑問です。ユーザーが日傘使用時の日差し強さ・照り返し・風速・湿度などにより、何度涼しいと感じるかはかなり個人差があると思います。まるでダイエットサプリみたいに「効果には個人差があります」というような表現をせざるとえないので、非常にエビデンス的にはグレーです。

業界には遮熱の検査基準はあるものの、今年のような猛暑・酷暑を想定した検査基準ではないので、正直アテにならないと思います。

来年の夏は熱中症を防ぐ為にも、遮光効果のある日傘は注目されており、今ならまだオーダーも間に合いますので、OEMを検討されている法人様はお気軽にお問い合わせして下さい。


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傘のOEM、ミニマムロットが大きくなっています

ここ最近忙しすぎて、ブログ更新を怠っておりました。

「更新を楽しみに待っている」という人はいないと思いますが、やはり今は何でもネットで調べる時代で、ホームページのコンテンツ厚みの要素としてブログは大事なので、ちゃんと更新しないといけませんね・・・反省です。

 

さぁ本題ですが、昨年も同じことを書いていると思いますが、小ロットでの製造が本当に厳しくなっています。

当ホームページでも「傘のミニマムロットは600本」と表示していますが、すでに傘骨ロットは最低でも1200本発注しないと材料メーカーさんは受注してくれない状況です。

 

今のところ、傘骨パーツは在庫としてキープしていますので600本から受注可能ですが、ハンドルなど配色にする場合、600本では受注出来ない場合もありますので、ご注意下さい。

その際、ロットが大きくならないようなデザインの調整やスペック変更・素材変更のアドバイスはさせていただきますので、ご安心下さい。

なぜロットが多くなっているのか?

これも過去記事で書いていますが、中国政府が行なっている「環境監査」が厳しさを増しているからです。もちろん現地の法律に従って操業し、違法状態は是正しなければなりませんが・・・

 

監査で不合格になった工場は操業停止という厳しい処分となり、一方で合格している工場には一極集中的にオーダーが入りますので、常時キャパオーバーとなっています。キャパオーバーになるほど注文が入ると、当然ながら工場は効率化や支払条件のよい得意先を選別しますので、ロットが大きくなってくるという状況になっているのが現状です。

 

また中国国内の販売も好調で、日本の傘メーカーの商品を作るよりも、中国国内向けの商品を作った方がオーダー数も多いし、品質も日本人が求める内容よりも厳しくないので、製造しやすいというのが現状だと思います。

今後、どうしていくべきか?

基本的にはミニマム600本オーダーを維持していただきたいです。ただ傘骨パーツは1200本で手配となりますので、翌シーズンもしくは半年先のリピートでの消化をお約束していただけると大変心強いです。

 

また材料ミニマムロットが大きくなったことをポジティブに捉えると、縫製納期自体もかなり長くなっております。これもほぼ傘骨の納期が長いことが原因となっていまして、繁忙期ですと納期が半年先という工場もあります。

ですから、パーツ・材料を持っているというのはある意味 短納期で対応可能な財産となるのではないかと考えます。


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完全遮光生地と超軽量骨を組み合わせたヒートブロック発売です

今までにない、完全遮光かつ102グラムという軽量な折りたたみ傘の「ヒートブロック」を2018年6月11日より発売開始します。

現在アンブレラストアで予約受け付け中です。

https://www.umbrella-store.net/heatblock/

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中国工場では環境取締強化で納期が長くなっています

この秋冬、中国において環境取締りが強化されていて、かなりモノ作りがやりにくい状況になっています。


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プレスリリース:水滴がボール状になって転がり落ちる!水切れバツグンの超撥水アンブレラ「コロント/colont」を販売開始

洋傘メーカーのアンベル株式会社(本社:名古屋市、代表取締役/辻野義宏)より、水切れバツグンの超撥水アンブレラ「コロント/colont」を2017年11月24日より自社オンラインストアにて販売開始致します。

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News

夏季休業のご案内

2018年8月11日(土)〜8月19日(日)まで休業いたします。

2018-06-22  国際ファッション雑貨EXPOのお知らせ

2018年7月4日〜2018年7月6日、東京ビッグサイトにて行われる国際ファッション雑貨EXPOに出展致します。ブース番号は「東3ホール E61-41」です。ご来場お待ちしております。

2017-12-1 ファックス番号変更のご案内

旧052-228-9641 →変更後052-222-4299

2017-11-20 プレスリリース

水滴がボール状になって転がり落ちる!水切れバツグンの超撥水アンブレラ「コロント/colont」を販売開始

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アンベル株式会社

〒460-0002

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リブラ丸の内6-401



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