財務省貿易統計による傘の年別輸入推移

【2023.02.01 更新】

 

2022年の傾向

  • 前年と比べ数量は114%、金額は132%、平均単価は116%
  • コロナ前(2019年)と比べ、数量は80%、金額は99%、平均単価は124%
  • 長傘と折傘の比率はコロナ前 75:25 だったのが、81:19 となり、折りたたみ傘比率が減った
  • 一般的に洋傘は年間で1億2000万本輸入されているといわれているが、直近3年平均では7800万本となっている。

※「財務省貿易統計統計」(https://www.customs.go.jp/toukei/info/index.htm)のデータを抽出・加工して作成。

※ 統計品目番号の「その他 660110000」は当ページの集計には含めておりません。

※ 為替は三菱東京UFJ銀行:US$/JPY・年間平均TTMレートを参照。

輸入数量

単位:千本
単位:千本
  • 前年より増えたものの、コロナ前(2019年)の状態までには回復していない
  • 長傘の輸入数は前年比118%
  • 折りたたみ傘は前年比98%
  • 全体では前年比114%

輸入金額

単位:千円
単位:千円
  • 輸入数量に比して、金額は増えた
  • 長傘の輸入金額は前年比141%
  • 折りたたみ傘は前年比117%
  • 全体では前年比132%
  • 年間為替レートは前年比120%
  • 金額増要因として、上記に書いた為替レートに加え、部材コストアップ、高機能商品増による使用原材料アップも要因と考えられる

平均単価

単位:円
単位:円
  • 上記で書いた、為替レート要因が大きく全体では前年比116% 

国別輸入

単位:本
単位:本

どの国から傘を輸入しているかというデータは数量ベースで、

  • 中国 73.24%
  • カンボジア 26.57%
  • その他 0.19%

となっております。カンボジアは徐々に増えており、中国は減少傾向にあります。

※グラフはその他を割愛しております。


傘の輸入数や輸入金額は財務省貿易統計のホームページで誰でも調べられます。

上記のような数字を調べたい場合は、財務省貿易統計トップページ> 貿易統計検索ページ > 普通貿易統計(検索ページ)>統計品別推移表、で統計品目番号の数字9桁を入力すればOKです。

 

統計品目番号9桁は以下の通りです。

  • 長傘 ・・・660199000
  • 折傘 ・・・660191000
  • その他・・・660110000

※統計品目番号は長傘、折傘は指定して調べられますが、その内ビニール傘が何本あるかは調べることが出来ません。