傘のOEM、小ロットでの対応

最近お問い合わせで、「小ロットでオリジナル傘を作りたい」というご要望が多いので、小ロット対応について少し書きたいと思います。

 

傘を作る場合は基本的には「by order」と言って、傘生地や傘骨、他パーツ類は受注後に生産に入る業界です。

ですので、在庫の材料があるわけではなく、ミニマムロットに応じて生産しなければなりません。

傘生地の場合は1000ヤードが基本で、一般的なウィメンズの傘ですと1色につき1400本くらいの生産量が必要です。チャージアップをして、もう少し小さいロットでの製造も可能です。

傘骨も同様で、種類にもよりますが、1型につき1200本〜2400本のミニマムロットが必要です。

ただ最近では200本〜300本でも受注を承っており、最小では10本というオーダーも対応いたしました。

 

どういうことかと説明すると、弊社もしくは協力工場が持っている材料在庫を上手く組み合わせて対応しています。

原則材料在庫はないのですが、常時生産しているものから一部OEMにまわしたり、また1,000本の注文があった場合でも1000本ちょうど材料を用意するのではなく、不良品などに備え多少の予備があったりするものです。

そういった材料の余りを活用し組み合わせることで、傘の小ロットOEM(相手先ブランドによる生産)は可能となります。

 

既存の材料を組み合わせる前提ですので、完全なオリジナル商品とはいきませんが、「まずは小さく試してみたい」「テスト販売してから大量生産したい」といったご要望には対応できます。

 

ただ数量が少なくなるほど、納入単価は高くなってしまいますので、その点はご了承ください。

まずは、どのような生地、どのような骨で傘を作りたいか、簡単なイメージを弊社までお知らせください。イメージに合った材料在庫を探し、対応の可否を回答させていただきます。

また材料がない場合でも、イメージに沿った近しい材料在庫のご提案もいたします。