2020年傘の輸入数どうなった?(2020年10月末集計)

傘業界全体の売れ行き状況はどうなのか?を調べる指標として、傘の輸入数を定期的に調査しています。

最近では新型コロナウイルスの影響で、2020年の傘輸入数がどうなったのか、気になるところです。

影響があったのか、なかったのか、2020年10月末までの輸入数を整理します。

2019年と2020年の洋傘月別輸入数と金額の比較

結果は以下の通りです。

※「財務省貿易統計統計」(https://www.customs.go.jp/toukei/info/index.htm)のデータを抽出・加工して作成

ダウンロード
2020年1月〜10月洋傘輸入数.xlsx
Microsoft Excel 15.1 KB

上記の数字から推測できることをコメント

 2020年の輸入数累計は9月末時点の統計数とあまり変化なく前年比85%。

10月だけを見ると前年比72%ですから、消費はあまり回復していないようです。

このままのペースで11月〜12月を推移した場合、年間の輸入数は9,000万本以下となり、23年ぶりに輸入数が1億本を割る数字になると予想されます。


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Yoshihiro Tsujino / Amvel inc. CEO

1992年、創業明治17年の傘の老舗企業へ入社。営業→企画へとキャリアを積み、「業界初の安全自動開閉傘」や「風に負けない傘」などを開発し耐風傘ブームを作る。その後、役員へと歩むものの、2016年2月に突然の倒産。2016年4月にアンベル株式会社を創業し、「超軽量折りたたみ傘」などの高機能傘の開発に邁進している。

一般社団法人日本日傘男子協会の理事も務める。