傘のOEM 納期のこと色々

納期は何日でできますか?という問い合わせは常にあるのですが、一律で答えられることと、答えられないことがございます。

  • ご注文していただく商品の仕様
  • 製造を依頼する工場の混み具合
  • ご注文数量の多さ
  • 事前のサンプルチェックにどれだけ時間をかけるか?

などによってことなります。ごく一般的なお答えをするならば、正式発注後の

  • 製造期間は60〜120日
  • 輸入期間で10-20日

となります

何も決定していない状態からのスタートですと、企画〜納品まで200日程度かかる場合がございます。

短納期をご希望であれば、在庫パーツを使う方法があります

「どうしても●月●日までに納品してほしい」といった切迫した納期のご依頼がたまに入ります。

こういった場合、ご注文予定数を確認した上で、在庫のフレームを活用することがあります。

 

よく製造に使っているフレームなどは、タイミングもありますが、在庫を持っている場合があります。

また何かの都合でキャンセルになってしまったパーツなどもありますので、企画を在庫パーツに合わせる方法で納期を短縮するやり方があります。

 

参考:傘骨の在庫

名入れもご検討してください

OEMではなく、既製品に名入れもご検討ください。

アンベル社のD2Cサイト、AMVEL UMBRELLA STORE の製品をベースにシルクスクリーン印刷を用いて、ロゴを入れることが可能です。

 

お急ぎであれば少量を日本国内で加工、大量であれば中国工場で手配します。

お客様指定の織りネームを取り付けることも可能です。

ビーカー確認は意外と時間がかかります

アパレル業界の方であればご存知かと思いますが、生地の生産前にはビーカー確認というのを実施します。

ビーカーを取得するのに大体10〜14日程度かかります。

色の修正をする場合は更に10〜14日程度かかります。

ビーカー確認2回目でOKとなるとしても、ビーカー確認で1ヶ月は必要となります。

 

このビーカー確認は製造納期には含まれないので、ご注意ください。

ビーカー確認OK、正式発注書の確認OKとなってから生地生産スタート、材料手配スタートとなります。

ビーカー確認の事例
<ビーカー確認の事例>

初回イメージサンプル

どこまで量産品に近い状態のサンプルを求めるかにもよりますが、これも1ヶ月程度は必要になります。

生地に関しては特殊な風合いや加工をサンプルに求めない限り、割と手配はしやすいですが、フレームの手配にはちょっとお時間かかります。

普段使っていないフレームですと初回サンプルアップまでは30日程度必要です。

初回サンプル段階では、100%量産に近いサンプルは難しいとお考えください。

春節

納期の間に春節(中国のお正月休み)が入る場合は、さらに1ヶ月の余裕をみてください。

ちなみに2022年の春節は2月1日です。恐らく1月末から2月末までは、お休みの企業が多くなります。

まとめ

なかなか難しいですが、傘のOEMを検討される場合には納期には余裕をもってお問い合わせください。

できれば半年前に。今までの肌感覚・経験で言いますと、

  • 春期の前半(1月〜4月上旬)までに納品が必要なものは、余裕を持ってお盆休みまでに正式発注。遅くても8月末までに発注が必要です。
  • 納期4月中旬〜6月(梅雨向け商材)までに納品が必要なものは、10月末までに発注が必要です。