2025年も残すところあと僅かとなりました。 おかげさまで今年のアンベル株式会社は、OEM(受託製造)のご相談やお問い合わせが非常に堅調で、体感としてはコロナ禍前を上回る活況を呈した一年でした。
特に目立ったのは、「100%遮光・遮熱機能を持った日傘を作りたい」という非常に具体的で熱量の高いお問い合わせです。夏の猛暑が常態化する中で、日傘はもはやファッションアイテムの枠を超え、命を守る「持ち運べる日陰」としての需要が確立されたと感じています。
しかし、お問い合わせの数が増える一方で、残念ながら成約に至らなかった「失注」のケースも増えてしまいました。せっかく素晴らしいアイデアをお持ちでも、準備不足によってプロジェクトが止まってしまうのは、お客様にとっても私たちにとっても非常に大きな損失です。
そこで今回は、2025年の振り返りとして、「傘のOEM相談で失敗しないためのポイント」を実際の事例を交えてお伝えします。
1. 企画の解像度:社内合意は取れていますか?
最も多かった失注パターンの一つが、「とりあえず問い合わせてみた」という段階で、企画の根幹が決まっていないケースです。
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具体的なデザイン(長傘なのか、折りたたみ傘なのか)
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ターゲット層や販売価格のイメージ
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社内的なプロジェクトの承認状況
これらが未定のままですと、私たちとしても具体的な見積もりや最適な仕様のご提案を出すことができません。傘の構造は、長傘と折りたたみ傘では全く異なります。
「まだ何も決まっていないけれど、傘を作りたい」という場合は、その旨を正直にお伝えください。ゼロからのコンサルティングとして動くことも可能ですが、まずは「何のために、誰に届けたい傘なのか」という社内の意思統一を最初に行うことが、プロジェクト成功の近道です。
2. 透明性の欠如:納期とコストの「デッドライン」を隠さない
次に多いのが、希望の納期やコスト感を最後まで開示いただけないパターンです。
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希望納期: 「なるべく早く」ではなく、「〇月〇日の発売イベントに間に合わせたい」という明確な期限。
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希望コスト: 「安ければ安いほどいい」ではなく、「販売価格を〇円に設定したいので、原価は〇円以内に抑えたい」という指標。
これらが見えない状態で進むと、サンプル作成後に「実は納期が合わない」「実は予算オーバーだった」という事態を招きます。特にお見積もりに関しては、市場相場とあまりにかけ離れた希望価格をお持ちの場合、最初にお伝えいただければ「その価格で実現するための代替案」をご提示できるかもしれません。
お互いの貴重な時間を無駄にしないためにも、手の内を明かしていただくことが、結果として最も効率的なモノづくりに繋がります。
3. マナーと信頼:サンプル作成後の音信不通について
これは非常に稀なケースですが、見積もりも納期も合意し、試行錯誤してサンプルを製作した後に、パタリと連絡が取れなくなってしまうことがあります。
厳しい言い方をすれば、これは「アイデアや技術の持ち逃げ」に近い行為であり、信頼関係を根底から壊してしまいます。
傘作りは、単なる流れ作業ではありません。職人や開発担当者が時間をかけ、熱意を持って形にしています。もし途中でプロジェクトが中止になったとしても、その理由を誠実にお伝えいただければ、また別の機会に繋がるはずです。
まとめ:2026年、最高の傘を共に作るために
2025年は展示会を含め多くの新しい出会いがありましたが、同時に「マッチングの難しさ」を再確認した一年でもありました。これからOEMをご検討される皆様には、ぜひ以下の3点を事前に整理していただければ幸いです。
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「誰が、いつ、どのように使う傘か」のイメージを固める
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納期と予算の「譲れないライン」を明確にする
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プロフェッショナル同士として、誠実なコミュニケーションを心がける
もし「どこから手をつけていいか分からない」という状態であれば、そのことも含めて事前に教えてください。アンベルでは、豊富な経験を活かしてトータルでのご提案が可能です。
2026年も、皆様と共に時代を切り拓く革新的な傘を生み出せることを楽しみにしています。
【傘のOEMに関するご相談はこちら】 貴社のブランド価値を高める「理想の傘」を、最短ルートで形にするお手伝いをいたします。まずは現在の構想を、お気軽にお聞かせください。
