Easy-Dryは撥水性が持続する生地コーティングの一種です。
撥水剤をナノクラスの細かい微粒子に改良することで、繊維の奥深くまで浸透し、非常に高い撥水性を実現しました。
また、細かな撥水剤は繊維表面の凹凸を少なくします。これにより、コーティングが剥離しにくくなり、撥水効果の持続性を高めています。
第三者検査機関による、生地を人工的に劣化させた後で撥水度を測定する試験を行い、Easy-Dryの生地は20回洗濯した後でも【撥水度90点】という高い撥水持続性を示しています。
一般的には新品の初期状態80点あれば業界基準に適すると評価されており、この結果はEasy-Dry生地が撥水持続性に優れていることの裏付けとなっています。
検査 | 初期状態 |
洗濯試験 20回後 |
Easy-Dry | 100点 | 90点 |
AATCC-22法とは...アメリカ繊維化学技術・染色技術協会(American Association of Textile Chemists and Colorists) の規格による撥水度検査方法で、国際的な撥水の規格です。
撥水度等級 | 湿潤状態 |
100点 | 表面に湿潤や水滴が付着していないもの |
90点 | 表面に湿潤しないが、小さな水滴が付着しているもの |
80点 | 表面に小さな個々の水滴状の湿潤があるもの |
70点 | 表面の半分が湿潤したもの |
50点 | 表面全体が湿潤したもの |
Easy-DryはPFOAフリーに順次切り替えていきます。
従来のほとんどの傘の撥水にはPFOA(パーフルオロオクタン酸)が含まれております。
PFOAは人体に蓄積されやすく、長期に摂取すると健康への影響があると言われており、世界的にもPFOAフリーの流れになっています。
PFOAフリーにすることで、従来の撥水品質を維持することが難しくなり、PFOAフリー版は「洗濯10回で撥水度80〜90点」という撥水レベルになります。
撥水度等級 | 湿潤状態 |
Easy-Dry PFOAフリー 洗濯試験10回後 |
標準的な生地 洗濯試験10回後 |
100点 | 表面に湿潤や水滴が付着していないもの | ||
90点 | 表面に湿潤しないが、小さな水滴が付着しているもの | ★ | |
80点 | 表面に小さな個々の水滴状の湿潤があるもの | ★ | |
70点 | 表面の半分が湿潤したもの | ★ | |
50点 | 表面全体が湿潤したもの |
※Easy-Dry PFOAフリー の洗濯試験10回後の等級に幅があります。生地の種類によって、撥水コーティングの定着差があります。商品の等級については、各商品別に性能表示をいたします。
アンベル社では、Easy-Dry をベースに傘のOEM、ODM受注を賜っております。生地デザインの変更、ハンドルカラーの変更なども可能です。また既製品にシルクスクリーン印刷、ピスネーム取り付けなども可能です。お気軽にお問い合わせ下さい。