傘の検品

安心・安全な傘を届ける「検品」の全貌:アンベルの徹底した品質管理

お客様が手にする傘が、なぜ安心して使えるのか。その裏側には、細部にまでこだわった、私たちの厳しい検品(けんぴん)体制があります。傘の製造は、生地、骨、部品、そして組み立てという多くの工程を経て行われますが、それぞれの段階で品質に問題がないかを徹底的にチェックしています。

アンベル株式会社では、工場での検品だけでなく、本社でもサンプルチェックを行うという二重のチェック体制で、お客様に完璧な製品をお届けできるよう努めています。ここでは、その検品体制の全貌を詳しく見ていきましょう。


傘全体を網羅するチェック項目

私たちの検品は、傘を構成するあらゆる要素に及びます。

1. 傘全体の仕上がり

 

  • 均整と歪み: 傘を広げたときに、形が均等で歪みがないか、閉じているときに不自然なふくらみやシワがないかを確認します。

  • 動作のスムーズさ: 開閉動作がスムーズか、中棒の伸縮が滑らかに行えるかをチェックします。

 

 

2. 生地(傘布)の品質

  • 素材と色: 正しい生地や素材が使われているか、染色にムラや色落ちがないかを厳しくチェックします。
  • 織りと裁断: 織りキズや糸の飛び出しがないか、裁断が正確で、ほつれがないかを目視で確認します。
  • 縫製: 縫い目が美しく、ほつれやたるみがないか、特に1インチ(約2.54cm)あたり12目以上という基準を満たしているか、細かく検査します。
  • コーティング: 遮光や防水のためのコーティングが均一に施され、剥がれや傷がないかをチェックします。
  • プリント: ブランドロゴや柄のプリントが、位置や色味も含め、正確に行われているかを確認します。

3. 骨組みの品質

  • 素材の状態: 骨に傷、ささくれ、サビがないか、塗料やメッキの剥がれがないかを確認します。
  • 動作と強度: 中棒や親骨受骨がスムーズに動作するか、素材、サイズ、強度が適切かをチェックします。
  • 安全性: ジョイント部分に鋭利な部分がないか、生地を傷つけるような箇所がないかなど、安全性に関わる部分を重点的に検査します。

4. 各部品と副資材

  • 部品の状態: ろくろダボ石突露先ネームバンドなど、各部品が正しく取り付けられ、傷や汚れ、破損がないか、動作がスムーズかをチェックします。
  • 副資材: 傘のタグやラベル、パッケージなど、副資材に印字ミスや文字つぶれがないかを確認します。

最終検品と梱包

  • 完成品の最終チェック: 傘が完成した後、再び全体を丁寧にAQL検品します。
  • 梱包: 梱包材のサイズや強度が適切か、緩衝材が正しく使われ、傘が輸送中に傷つかないよう配慮されているかをチェックします。また、数量に間違いがないか、梱包がしっかりされているかも確認します。

 


二重のチェック体制で、確かな品質を

工場での徹底した検品に加え、アンベル本社でも製品サンプルをチェックすることで、品質管理の精度をさらに高めています。

 

私たちの検品体制は、ただ不良品を取り除くためだけではありません。これらの項目を一つひとつ丁寧にチェックすることで、私たちは常に品質を維持し、お客様が安心して長く使っていただける製品を提供できるのです。

 

▶ もし、傘についてさらに詳しく知りたいことがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。